包装に使われる段ボールについて

板紙は、段ボールに多く使われています。板紙は、徐々に合成樹脂加工紙が多くなっています。液体紙容器の倍は、プラスチックとの複合品が大半を占めています。古紙の利用率は約62%です。一層抄きの紙への利用は難しいということで約40%ですが、多層抄きの板紙は93%と古紙利用率がとても高いといえます。紙の包材の分類と主な用途は、洋紙が新聞用紙、印刷用紙(包装、貼り合わせ用、高級ラベル、包装紙)、包装用紙(重量袋、積送品、包装紙に利用)、薄葉紙(医薬品、菓子、ラミ用)、家庭用衛生用紙(ティッシュなど)、雑種紙(遮光紙、電気絶縁紙)となります。板紙とは段ボール原紙(段ボール用紙)、白板紙(マニラボール、ケント紙など)白ボール(紙器)、黄板紙、色板紙など(安価な箱、紙管)、紙管原紙、縦材原紙、ワンプ(台紙)、和紙とは薄葉紙、その他で和風食品(和菓子)、その他として、化学繊維紙(和菓子、医療品)、混抄紙(医療用品)、合成紙(耐水要求に利用)、樹脂加工紙(液体容器、コーヒーカップ、洗剤カートン)となります。紙袋には、ガセット袋、角底袋、重量用紙袋があります。紙器には、キャリーカートん、縦長型カートン(洗剤用)、平角型カートン、丸筒紙カートン、屋根型カートンがあります。輸送包装には、段ボール箱が主役となります。段ボールは安価で軽く積み重ねができて輸送に最適です。緩衝と固定を段ボールだけで完結することができます。段ボールは再利用や再使用しやすく、古紙を再生利用できます。木箱から段ボールに代わって数十年。重くて虫が付きやすかった木箱と比べても、段ボールには優れた利点がたくさんあり段ボール箱は、今でも輸送包装の大半を占めています。

包装に使われる段ボールについて