フィルムの性質・光沢度について

光沢度の測定法は、JIS Z 8741:1997「鏡面光沢度ー測定方法」にあります。フィルム、シート表面に一定角度で光を当てて、反射してくる光のうち、散乱した光を除いた量を受光し、この量を標準板の反射量と対比して、%で示したものだそうです。フィルムやシートの場合だと、光の反射はその表面と裏面の両方でおこります。両面の反射を合計したものを両面グロス、フィルム裏面に炭を塗って裏面から反射を消します。こうして、表面からの反射のみを測定したものを片面または表面グロスといいます。通常の内面印刷の包装袋の場合は、印刷インキは光の反射を防止します。なので、包装袋の光沢度は片面グロスで、よく評価できます。標準板は、片面グロスが測定されて、100にセットされます。ただし、物性表にかかれている光沢度は両面グロスが多いそうです。

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