家電のパッケージデザインは、余白を少し多めにします。日用品といっても、家電というのは高級商品が多くて、少しゆとりのあるデザインにするのがポイントになります。価格表示や文字の説明文なども小さくすることで上品さを表します。商品を使用しているイメージの写真で情緒性を表します。そうすることで高額品でも買ってみたいという気持ちが起こります。使用中のイメージ写真というのは、購入欲を刺激してくれます。たとえばあかあかと点ったストーブには、見るだけで人を温かくなった気持ちにさせます。商品を箱から出して単純に並べるというのではなく、使用感を演出してユーザーの気持ちを一歩近づけてくれます。商品に参加している気分にしてくれます。そしてリカーショップ向けの商品、主にお酒のデザインは、配色で癒やし感を出していきます。リカーというのは、小額で日常品的なものですが、本来はとても情緒性が高いものです。ビールを飲むときの気分とワインを選ぶときの気分のテイストはまったく違うものです。このように情緒性の商品には、それぞれのテイストにぴったりの表現を選ばないといけません。日本酒であれば、日本酒らしいすっきりとしたこだわり感、ビールならば爽やかさ、カクテルは華やかさが大切です。ビールならば爽やかさをイメージできるように、カクテルならば華やかさを表現していきましょう。商品イメージは配色で盛り上げていきます。例えばビールは比較的シンプルな配色にすることが多いです。そのためあえて全く違った配色で商品の個性を表現することもできます。ワインの場合は、だいたいラベルで表現することになります。大人っぽい配色にしていきましょう。落ち着きと伝統を表すことができます。基本は白をなくして、各々の商品にあった地色で埋め尽くしましょう。
家電やリカーショップ向け商品