家族向けの商品で子どもはファミリー表現の切り札となります。子どものもっているキャラクターがファミリーのすべての要素を代表しているからです。特に小学生以下の子どもほど、見る人を優しい気持ちにさせてくれます。画面に視線を誘導してくれます。
上品でスマートなファミリーの印象も大切です。写真をシンプルにして、文字情報を少なくしてみると、上品でスマートなイメージが表れます。広い余白をつくって、おしゃれな印象にします。配色も穏やかな明るいトーンをメインにしてファミリーらしさをだしましょう。ファミリー向けには役立つ情報も必要です。全面に表しましょう。文字や絵柄の情報を余白がないぐらいに詰めてもいいようです。
また、家族の写真があふれているのも大切です。明るく温かい黄色からオレンジの暖色を主体にした配色で、優しさや穏やかさを表現します。役立つイメージとファミリーのイメージをうまくつくりだしましょう。
ファミリーとは対象的にスタイリッシュなデザインは、クールで都会的なものにします。生活感のないクールな表現というのは、暗色を主体にした甘さのない配色と緻密な文字組で表します。主な条件として、色味を抑えた配色と水平垂直性を効かします。配色は暗色をベースに色味を抑えていきましょう。暗色主体で色味を抑えてスタイリッシュなイメージが表れます。
黒は内向的な厳しい雰囲気を感じさせます。白は明るく優しい頼りない色という感じですが、どの色と組み合わせても全体をクリアに見せてくれます。白は強い影響色といえるのです。黒と白という色目を最も抑えた組み合わせにすると、厳しさとクリアが一体となって、厳粛なスタイリッシュさが出ます。
家族向け商品の包装はどうする?