トマトの葉茎からトレーを作る

食品と包装で有名なドイツの会社は、ホエーから有効なバリア素材を取り出し、商品化しました。この酵素バリアはEVOHまたはPVDCのバリア性能に匹敵しているといいます。高価なEVOHやPVDCの替わりに多層フィルムに使用することができます。また、このコーティング材料は世界中に特許申請中ですが、成立の見通しは明るいと言います。用途としては、繊細な医薬品や化粧品が対象となります。PLAフィルムと組み合わせて完全にコンポスト処理が可能なバリア包材を作れると言われています。またオランダの研究機関が、トマトの葉茎からそれに含まれている繊維質を取り出して、青果物トレーを作ることが実証できたと発表しました。大量に集められたトマトの葉茎は、粉砕処理をされてパルプ状にし通常のパルプモールドと同じ方法でトレーに成形することができます。

トマトの葉茎からトレーを作る
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